3つ目の薄めで『熊野考』by丸山静(1989、せりか書房)をちょびちょびしゃぶってみたりして
いるとです。
こりは、ふつーの本屋さんの宣伝文句っぽい紋切型でトコロテンにするすると、メタ‐ファンタジー小説のすごひ本てゆー類になるでしょか。
小説ではなくエセー的に書かれた論文風なのに、登場人物も舞台も大道具小道具も並たいていの小説以上に充実しています。
海と山のまぐわう不吉にあざやかな風景やなんだか黒黒した情感が、人知れず山道のわきにたおれて死んだはづの異形のお馬さんたちの背中にまたがってぱかぱかと目のまえを走りさっていく後ろ姿にひかれるように、わからんわからんと呟くことをやめない著者の、そのしうねんのおとろしさ。。
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