2008年04月11日

デヂタル文明開化と綿羊娘たちの残り香

80405.jpg
当店ホーモ頁で1週間ほど前からくどくどおすすめ中の
書物大公開でっせい』、
http://www5f.biglobe.ne.jp/~dobunko/index44.html#80405
こりは、世界のデヂタル図書館がオンライン上で一般公開している
電気化された貴重書コレクチオンの影たちの無数の大群のなから、
荒俣宏や澁澤龍彦のご本に引用されているような
もの珍らかし毛な珍奇図版ばっかりを漁り集めている画像系ブログ
が書籍へと、ブログにのせてない図版も増量して退化(=進化?)
した世界のネット図書館珍蔵死蔵・妄想ビヂュアル秘宝集。

この中には、ホーモ頁でのご案内でもちょめちょめしたように
ニポンの九州大学の「九大デジタルアーカイブ」の紹介も
まぢっていたりするですが、ニポンのデヂタル図書館も、
黒海図書館のそれやバカボンぱぱ学長?のワセ大のそれを
筆頭に、見始めるとたちまち体内時計と体外時計のバランスが
スンバラすくなってくる、ものすごいお宝がいっぱいありそ
で、こわいです。。

たとえば。
長崎大学附属図書館の「長崎学デジタルアーカイブス」。
http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/search/ecolle/index.html
長崎大学附属図書館幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース
http://www.oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/
幕末・明治期日本古写真超高細密画像データベース
http://zoomphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/main_menu.php

このあたりは、古写真ファンの間では前前から
たぶんきっとよく知られているのだと思うのですが、
わだぐぢ(誰?)ついこの前はじめてたどりつき、
マウスかちかち、
さっそく時計がおかしくなって、
本業の作業がいつまでも出来ない状態になってしまいました。。

長崎大学附属図書館幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース
目録番号: 3927
撮影者: スチルフリード
晒首(さらしくび)(1)
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/target.php?id=3927
とか
目録番号: 4431
撮影者: 撮影者未詳
晒首(2)
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/target.php?id=4431
とくに(2)の説明文ちうの、
「外国人に向けた日本のお土産写真としてアルバムに収載されている。」
とゆーくだりにホロリ。。

そこでぶらぶらしていて、なんとなく気になりついでで
とくに時間をムダにしたのが、
目録番号: 3931
撮影者: スチルフリード
岩亀楼。
http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/target.php?id=3931
タイトルは、「岩亀楼/Iwakame-ro」
でも、説明文には「高島町遊郭の神風楼。」と書いてある。。
どっちなん?岩亀楼と神風楼は一緒なん?
不思議に思って検索ぺこぽこしたら、
2つは別々のみせで、しかも、岩亀楼の読み方は、
「いわかめ」ぢゃなく「がんき」、がんきろう。
こんな細かいことは、ともかくも、
神風楼だか岩亀楼だかの別称だとゆー
ネクタリン・ナンバー・ナイン、Nectarine #9,毛無桃第9号などを
検索キイワアドに、たどりついたのが
「沖縄ソバの写真奔流」とゆうて、
幕末・明治期の古写真を中心に大正・昭和まですっごく充実した
ニポン写真帖画像ホーム頁
だったのです。
http://www.flickr.com/photos/24443965@N08/
このお方の写真セット集
http://www.flickr.com/photos/24443965@N08/sets/
のなかの、
Okinawa Soba's buddy icon
オウルドぢゃぽんの職業女性たち」PROSTITUTES of Old Japan
http://www.flickr.com/photos/24443965@N08/sets/72157604201288302/
ここに、
The Prostitues of Nectarine No.9 - Yokohama, Japan
ネクタリン・ナンバー・ナインの職業女性たち-ヨコハマ、ヂャパン
とゆう彩色写真が。。
http://www.flickr.com/photos/24443965@N08/2329054257/
横浜浮世絵でみるのとは、さすがに、
肌合いがづいぶんちがいますね。。

この「オウルドぢゃぽん」シリイズ中で、
わだすがいちばんハッとしたのが下の写真。
ganki.jpg

太夫さんに大きな日よけの傘をさしかけている少年て、
ちょっとケン・サンダースみたいでないでしょか?
明治でなくて昭和20年代の写真なら驚かないの
ですけれど。。

それやこれやで、仕事のぢかんをすっかり
空費してぼーとしてしまいました。。


参考:横浜浮世絵うるる

五ケ国於岩亀楼酒盛之図 歌川芳幾画(早稲田大学図書館蔵)
http://www.wul.waseda.ac.jp/kosho/chi05/chi05_3938/index.html
http://www.wul.waseda.ac.jp/kosho/chi05/chi05_3938/chi05_3938.jpg

遊女の手紙と遊郭関係資料
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/journal/097/03.html

黒海図書館/貴重書画像データベース
http://rarebook.ndl.go.jp/pre/servlet/pre_com_menu.jsp
キイワアド「岩亀楼」で、いろいろ。
キイワアド「神風楼」では、
横浜高嶋町神風楼之図(三枚続き)
[著者名]歌川国松を、みれれます。

大あわてで、ど文庫へ戻ろ
posted by dobunko at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月24日

ロンドン路地裏の生活誌(上)

jleechがいこつ小.jpg

ロンドン路地裏の生活誌(上)
ヘンリー‐メイヒュー著、ジョン‐キャニング編 植松靖夫訳(1992、原書房)

ニポン初の在日まんが雑誌『ぢゃぱん‐ぱんち(ポンチ)』は、明治ぢだい、えげれすから来日した通信記者チャールズ‐バーグマン氏によって横浜の居留地で発行されたそうですが、こちらはその『ぢゃぱん‐ぱんち(ぽんち)』のお手本になった元祖えげれす版『ぱんち』の初代編集長ヘンリー‐メイヒューによる1840年代ロンドンさぶかるちゃールポの抄訳ばんの上巻を、作業をサボってぺろぺろ読みしました。。

『ぱんち』誌をはなれたのちに発表されたということもあり、要するに『ぢゃぱん‐ぱんち』と直接的な関係はなにもないのですが、横山源之助の下層社会探訪から現在の各種実話読み物に至る(?)もろもろのサブカルチヤ(歴史に残らないのはもちろんのこと、同時代のエラそうなヒトたちからさえニンゲンの数に入れてもらえないことばかりが何かと多すぎるフツーのひとたちの夜と昼のあそびやくらし)ルポのご先祖みたいなものでしょか。

この上巻はおもに、飢餓線にカカトのせたような状態でロンドンに集まってきたひとたちのうち、少額の借金をもとでに始められる路上の物売りの生活ルポやインタビウがのせられています。

ヤサイ、肉、サカナ、果物、プディングにケーキにお菓子に飲み物でも衣類や靴や古本でも安いものが何でもそろう街頭市場に、荷車ひきのロバや手押し車や自分の肩や頭のうえにのせた荷物とともに押し寄せるビンボーを絵に描いたような老若男女の群れから立ち上る熱気やニオイ。ちょうどニポンの納豆売りのようなオランダからし売りの売り声をはじめ、逆さ言葉を基本にした仲間打ちでの符丁などのまじる物売りのたちの威勢のいい怒号。遊び代わりの殴りあい。カルタ遊びや九柱戯(すきちるず)などの博打。イレズミ。スポーツとして行われる動物いぢめ。クログホーンパイプの伴奏にのってのジグダンス。エロと暴力に拍手喝采の軽演劇。残酷猟奇ネタならガセネタでも売れる元祖東スポかわら版ブロードサイドの呼び売り。売春目的のお花売り。どろぼう。スリ。ベッドから星空をみることもできる地獄宿での男女入り乱れての大乱交。

せかいの歴史のことはほとんど知らないのにそんなこと言うのはあれですが、中学生の歴史らべるで想像すると、たぶん西洋の歴史のなかで初めてぐらいに姿をみせた、明日の生活のあてもないひとたちをくにの中と外に大量にひりだす巨大な歯車に支えられて大きくなっていく大都会とゆうもの。その足もとにひろがらないでは済まない最暗黒ちたいと、そこに住むことを割り当てられてしまうヒトたち。。

メイヒューさんは目の前にある光景を見えるとおりに観察する目はあっても、そこにみえている仕組みを読み込むお仕事には手をつけていないわけですが、いま現在のわだぐぢ(誰?)たちと、1840年代のロンドンの極びんぼーなひとたちの時代とのいちばん目につくちがいをみると、作ってできあがったものを遠くまで運んで行くために利用することができる手段のちがい、作るために必要なものを手にいれるために利用できる手段のちがい。ニンジンのちからで歩くロバとガソリンで海や空のうえを走る金属奇怪のかたまりのちがいがあるるれろ。

むかしのロンドンびんぼうなひとたち以上に、生活のためにはおゼゼ、なのにおゼゼを手にいれるために実際に選んで使うことのできる手段の選択肢にめちゃくちゃな限りがあるわだぐぢ(誰?)の日々のなりわいとわ、いったいナヌぬねの、と??
-----
『ロンドン路地裏の生活誌(上)』をぺらぱら読みしたついでにのぞいて
しっかり時間のムダっぽかった参考ホーむ頁。

イギリス版『パンチ』おひしゃる頁
*宣伝臭が強めの頁。画像はでっかい丸Cマークつきです。。
http://www.punch.co.uk/punchcartoonlibrary.html

世界で最初の絵いり新聞「挿し絵いりロンドンにゅーす」
*文章おんりなので、見てどーってことはありませんのですが。。
http://www.iln.org.uk/iln_years/earlyhistiln.htm
posted by dobunko at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月21日

性愛人類史観‐エロトポリス by 荒俣宏

『性愛人類史観‐エロトポリス』by 荒俣宏(1998、集英社)のカラー口絵頁で紹介されている「50年代ピンナップ‐アーティストの代表格」ピーター‐ドリーベンのお絵描きをさがして、検索ちゃかぽこしていたら、鳥井便さんと世代は同じでもっとアホみたいな「パンチーずり下がりアーチスト」の異名をもつアート‐フラームArt Frahmさんを顕彰する「セロリぷらす重力いこーるアート(‐フラーム)」とゆう頁をのぞきみることに必然てきになってしあまみました。ジェイムス‐リラックス氏が発明したコトワザ「セロリぷらす重力いこーるアート(‐フレーム)」は、風が吹くとヲンナのひとは買い物袋のなかみを取り落としそうになり、それに気をとられている間にスカートのすそがめくれてパンチーがずり落ちる。するとその場にいたヲトコはヨロコぶー」とゆーアート‐フレーム氏のお絵描きのなかでのみ通用する特殊ぶつりがくを、簡潔に要約した何の役にもたたない方程式。
くわしくは

http://www.lileks.com/institute/frahm/indexmain.html
で。
ピーター‐ドリーベンのお絵描きと、さらにアート‐フラームの、ほかもろもろの色つき影絵は、

http://www.paintedanvil.com/driben.html
がみやすいかんぢででした。
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2005年09月08日

北のからゆきさん

北のからゆきさん
by 倉橋正直(1989、共栄書房)
をよみました。
小沢昭一『雑談‐にっぽん色里誌』(1978、講談社)などで現場関係者の記憶あいまいな昔話をちょろぺろりと眺めるだけでも、おぼろな輪郭として、明治‐大正のぢぶんまでニポンの国内産業としてのばいしゅん業、いかにさかんであったのかとてもよくわかるような気分になる気分になりますが、こちら『北のからゆきさん』はさすがに実証的。信じられないような小舟にのって、命がけでシベリアくんだりまで稼ぎにでかけた出張ばいしゅん女性たちのご苦労や、その「北のからゆきさん」たちのお相手が、南北戦争以前からすでに下火になりつつあった黒人ドレイに代わってシベリア鉄道はじめ各地で最底辺の下ばたらきとして酷使された出稼ぎ中国人の苦力さんや出稼ぎインド人のひとたちだったこと、などなどから、大連救世軍の廃娼活動まで。満州日日新聞」や「満州日報」など当時の現地新聞や雑誌記事、長田秋濤『新々赤毛布』(1904)はじめ貴重資料からの引用豊富。売春研究愛好マニア筋ではなく、一般読者を想定して、とーてもわかりやすすぎるぐらいに文章がわかりやすく、わかりやすかったでしたでした。
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2005年09月04日

贋札(ニセサツ)の世界史

『贋札(ニセサツ)の世界史』by植村峻(2004、日本放送出版協会)

大島渚映画の原作版「白昼の通り魔」が同時収録されていたせいもあって
武田泰淳『ニセ札つかいの手記』(1963、講談社)を100円ぐらいで買って
読んだ記憶がありまして、以来、偽札のカタログ本みたいな本があったら
たのしーかもかもと、時々くかえし同じことを初めておもいついたような
錯角にとらわれて探してみることがあるのですが、なかなかみつかりません。。

『贋札の世界史』は、前半ニポンの部は、偽造防止対策の方向からながめた
ニポンの紙幣印刷はったつ史の概観、後半セカイの部は、悪どい外交政策の
手段としての偽札ばらまき事件の有名事例を集めたもの。
図版は他の本からの引用のと、著者のコレクションからのとで、
そこはかとなく、みたいなかんぢ。
新書判とゆーせいやくがあるにしても「世界史」とまでゆーのはちょっと
あんまりっぽいかもNHkしゅっぱん。。

エギリスの切手‐古銭商のホーム頁で「おもしろいお金funny money」とか
ゆって、使い古し(?)だか何だかのお札の肖像画のところだけを、別の
ヒトの肖像に描きなおしたもの

を販売している店がありまして、検索してみると、なにかそーゆーのって
一杯あるですね。なんでかなーと思っていたら、この本に、
アメり力やエゲレスでは、紙幣の複製が一定の範囲内では、ほうりつ上でも
認められているらしーことを初めてしりまして、なるヘソなのですた。

まえに、J.S.G. ボッグス(J.S.G. Boggs)さんとゆーお金アーチストの
はなしを当店「ど忘れブログ
銭ゲバのアートとして
メモしたことがあったのですが、それやこれやで検索ちうに
今度は「アートになったお金」展の紹介ホーム頁にそーぐーしました。

説明によると、ベルリン銀行が特別に提供したホンモノの使い古し紙幣を素材
にしたアート作品の競作展示&販売なのだとか。

取り押さえたニセ札がもったいないのでハンコを押してホンモノとして使った話
とか、ぼしん戦争のときに官軍が簡易印刷機を戦地に持参して、必要なぶんだけ
ホンモノのお金をその場でぢゃんぢゃん印刷したはなしとか、
ホンモノのお金ってナヌと思わせるところのほうが、ニセ札のはなしよりも
おもしろかったのですた。。
posted by dobunko at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする