2005年10月05日

熊野考 by 丸山静

サンディエゴ動物園からのパンダ小屋ナマ中継を横目でみつつ、最近は、作業のあいまに
3つ目の薄めで『熊野考』by丸山静(1989、せりか書房)をちょびちょびしゃぶってみたりして
いるとです。
こりは、ふつーの本屋さんの宣伝文句っぽい紋切型でトコロテンにするすると、メタ‐ファンタジー小説のすごひ本てゆー類になるでしょか。
小説ではなくエセー的に書かれた論文風なのに、登場人物も舞台も大道具小道具も並たいていの小説以上に充実しています。
海と山のまぐわう不吉にあざやかな風景やなんだか黒黒した情感が、人知れず山道のわきにたおれて死んだはづの異形のお馬さんたちの背中にまたがってぱかぱかと目のまえを走りさっていく後ろ姿にひかれるように、わからんわからんと呟くことをやめない著者の、そのしうねんのおとろしさ。。
タグ:熊野
posted by dobunko at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/7758442
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック